PROGRAM 2021
チルミュしおがま2021では、引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、美術館全体をつかった集客型の1日イベントの開催ではなく、少人数を対象にしたプログラムを実施しました。
In order to prevent the spread of the COVID-19, the Children’s Art Museum in Shiogama 2021 is offering a small- group based program to get to interact and experience art.
今日を、呵する
本プログラムは「言葉と音楽」をテーマにしたワークショップです。過去2回は「明日を、こしらえる」の名称にて開催しました。ゲストにKUDANZ佐々木玄氏をお招きし、KUDANZの楽曲「Sigh/ため息」を手本としながら、参加者は春夏の野草を題材にした言葉あそびを通して歌詞を制作しました。それらの歌詞は後日、ひとつのZINEとしてまとめられました。
共催:移動本屋ペンギン文庫、チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま
ゲスト:佐々木玄(KUDANZ)
今日を、呵するZINE
ZINE(ジン)とは、好きなものを自由な手法でひとつの冊子にまとめるという表現方法です。こちらのZINEでは、ワークショップの記録および参加者への配布を目的として制作しました。ZINEの中ではKUDANZの楽曲「Sigh/ため息」の音源をもとに参加者がそれぞれつくった歌詞を掲載するほか、冊子の最後には佐々木玄氏によるエッセイを収録しています。
KUDANZ「Sigh/ため息」(instrumental)
春から夏にかけての野草の名前を連ねて綴ったKUDANZの曲。現在アルバム未収録曲。Signとは日本語で「ため息」を意味しますが、春から夏にかけて野草を見ているだけで、その美しさから「はぁ〜」とため息がでることから、そのタイトルが付けられています。ワークショップではボーカルなしの音源だけを提供いただき、参加者はその曲を聴きながら自由に歌詞を創作しました。
KUDANZ
ササキゲン (vocals/guitars)によるソロプロジェクト。2014年5月14日にはソロプロジェクトとなってから初の作品となるミニアルバム「何処か長閑な」をリリース。その後、ライブ活動を休止後、2016年2月活動再開。2016年11月ソロプロジェクト初のフルアルバム「血の轍」をリリース。2020年7月新たな編成による「異星人/グッデイep」をデジタルリリース。フォークミュージックをベースに置き、エレキギター/ガットギターでの弾き語りやバンド編成など、多様な形態で活動中。
勝画楼の記憶
芸術を通じて塩竈の歴史的建造物に焦点を当て、その歴史や文化の新たな読み解きを目的とする塩竈市杉村惇美術館主催のプログラム「歴史的建造物探訪」では、これまでアーティストや美術館ボランティア“JUNBIサポーター”と共に、塩竈市一森山の東、鹽竈神社の境内にある「勝画楼」をリサーチし、創作物を制作・発表してきました。2022年度は、勝画楼について調べた内容をリーフレットに収め、市内中学校をはじめ、文化施設などで配布しました。
発行:塩竈市杉村惇美術館
共同制作:チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま実行委員会
協力:志波彦神社・鹽竈神社、塩竈市教育委員会、NPOみなとしほがま、佐々木信行、佐藤健太郎、藤日出子
鑑賞のじかん
アートの見方は無限大!
塩竈市杉村惇美術館を活動拠点に、展示室にある作品について感じたことや考えたことを対話形式で共有しながら鑑賞する「鑑賞のじかん」。「みる・かんがえる・はなす・きく」を大切にしながら、互いの視点にふれながら鑑賞体験を楽しみます。
ナビゲーター:赤間裕子、坂爪奈央子、千葉裕人、Sat Delos Angeles ほか