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2023/12/02
【レポート】塩竃市立第一小学校児童クラブとの特別展対話型鑑賞&折り紙ワークショップ
12月2日に塩竈市立第一小学校児童クラブの参加児童と、特別企画展「杉村惇作品展 存在と空間の伝説 ~構成の韻律~」@塩竈市杉村惇美術館を鑑賞し、折り紙ワークショップを開催しました。
児童クラブとの鑑賞プログラムでは毎回終了後にアンケートを実施しており、その中で「美術館でどんな活動をしてみたい?」と子どもたちに聞いています。「ものを作りたい、工作がしたい」という希望が毎回多く、今回このような折り紙ワークショップが実現しました。
まずは、特別展を開催中の企画展示室にて杉村画伯の油彩作品を対話型形式で鑑賞しました。
常設展示の作品はこれまでに何度も一緒に鑑賞しましたが、今回は初めて見る作品が勢ぞろい。
「舵輪の中心がドーナツに見える」「牛骨が魚のように見える」「いろいろ物が並んでいるけど、一体ここはどこなのだろう?」などと、ナビゲーターと一緒におしゃべりしながら作品を楽しみました。
鑑賞の後は、折り紙作家・芦村俊一さんを特別講師に迎え、作品に登場するモチーフの一つである牛頭骨を折り紙で折りました。苦戦した部分もありましたが無事各々の牛頭骨を完成させることができ、充実した時間となりました。
「もっと難しい折り方に挑戦したい!」と話す児童もいました。
油彩に描かれた平面のモチーフから、立体的で魅力あふれる折り紙作品にしてくださった芦村さんに感謝です。折り紙の奥深さやおもしろさを再発見したプログラムとなりました。
最後にもう一度牛頭骨が描かれた作品をじっくり鑑賞。子どもたちにとって忘れられない作品になったのではないでしょうか。
今後も子どもたちの「こんなことをやってみたい!」という希望をできる限り実現していきたいです!