9月17日に佐竹真紀子個展「ひびへのトレース」（場所：ビルドスペース）で対話型鑑賞プログラム「鑑賞のじかん」を開催しました。

一般の参加者の方だけでなく作家の佐竹さんも参加され、始終リラックスした雰囲気のなか鑑賞を楽しみました。

佐竹さんの作品の特徴である、塗り重ねた絵の具の層を彫り起こした技法に着目した意見は新鮮でした。マチエール（絵肌に見られる凹凸や質感）を間近で見て言葉を交わすことができるのは、実地の鑑賞ならではの魅力です。

鑑賞者からは「作品や作家の情報に頼らず、作品をしっかり見て、自分がどう感じるかを言葉で表現する練習になる良い機会だと改めて感じた」の意見をいただきました。

当初は2作品鑑賞の予定でしたが、急遽佐竹さんがナビゲーターとなり3作品目を鑑賞することに！「鑑賞者の意見が作家にとってのフィードバックにもなる」とお話しされた佐竹さん。贅沢な鑑賞会となりました。